クルマとバイクで異なる感覚

二輪の教習所に通っているときは、通うのが面倒だな面白くないなと思っていました。その当時の私は、バイクに対して全く興味がありませんでした。

教習所に対しては今もその気持ちに変わりはありませんが、そんな私が自分のバイクを購入してから、バイクに対する思いが(なぜか)ガラッと変わり、乗り始めて早1年超が経過しました。

普通自動車の免許は取得して約20年になるので、クルマと感覚が大きく異なるなと感じた点を、私なりに上げていきます。そりゃそうだろ~って言う内容が多いと思います。

ここでの”バイク”とは、マニュアルトランスミッションのバイクに限ります。オートマチックトランスミッションなど、スクーターは除外しています。

  1. 立ちゴケする
    立ちゴケって何だ?って思ってました。簡単に言うと、ライダーがバランスを崩して、ライダーとバイクが倒れて(コケて)しまうことですが、そんなことあるんだなって思うと思いますが、まあまあな頻度であります。倒れるとバイクが傷付きます。バイクを擬人化して、悲しい(泣)悲しい(泣)って言ってるよ!という意味ではなく、物理的な傷が付きます。
  2. 低速走行に苦戦する
    バイクに跨ったことすら無くても、なんとなく分かるかも知れませんが、低速走行時はバイクが非常にフラつきます。バランスを取るのが難しいです。
    とは言え、低速走行ができてこと、低速でバイクを操れてこそ、バイクの運転が上手だということです。ビュンビュンとスピードを出して走るだけのようなイキってる人に、バイクの運転が上手な人はいません。
  3. 走行する位置に気を付ける
    バイクはクルマと比べて小さいです。それは、クルマから見落とされる可能性があるということです。見落とされると事故に繋がりますので、クルマの前後を走行する際は、その車線の左や右に寄って走るのが正しいわけではなくて、クルマから見やすいだろうと思われる位置を走行するようにしましょう。クルマとの車間を十分に空けて、真ん中を走るようにしましょう。
    道路の形状も一定ではないですし、クルマは自分ではなく”相手”になるので、走行する位置だけで安全を完璧に確保することは出来ないです。
    なので、走行する位置を気を付けるのは1つのポイントでしかないです。
  4. ブレーキを2個使う
    クルマも足元に付いているブレーキとサイドブレーキがありますが、通常の走行時は足元のブレーキしか使わないと思います。 バイクは前輪と後輪でそれぞれブレーキがあります。前輪ブレーキは右手のところにあります。後輪ブレーキは右足のところにあります。
    普段の走行で、バイクの後輪ブレーキは滅多に使わないって人が多いようですが、教習課題をクリアするのに、前輪ブレーキだけだと正直大変だと思います。教習課題に関わらず、用途が異なるので使い分けたいところです。
  5. プロテクターをする
    サーキットやイベントなどで走行でもしない限り、バイクを運転する際にプロテクターを付けないことが多いようですが、通勤や通学など、普段からバイクを運転するようなライダーもプロテクターを付けたほうが良いです。
    クルマと違い、バイクには人を守ってくれるボディがありません。自分が事故を起こさなければ良いだけではなくて、起こされる場合も可能性としてはあるので、プロテクターを装備することは非常に重要です。
  6. 天候や気温の影響を受ける
    当たり前っちゃ当たり前ですが、 雨が降ればライダーもろとも濡れます。
    夏場は走っていても激暑です。冬場は激寒です。
    ですので、雨だったり、激暑だったり、激寒だったりって日はバイクは乗れたもんじゃないです。
  7. すり抜けする
    バイクに乗る人に限らないのかも知れませんが、走行時のマナーが悪い人を良く見掛けます。バイク乗ってる人は、クルマのことなんて全く考えてないんじゃないかって運転をしている人をよく見掛けます。
    “すり抜け”はその代表と言っても良いのではないでしょうか。”すり抜け”そのものについては言及しませんが、それにもルールがあります。やたらめったらやって良いわけではありません。
  8. ウィリーする
    クルマでどんなにアクセルをドンッと思いっ切り踏んだところで、ウィリーすることはないでしょうが、排気量が400cc超の大型バイクのようなパワーのあるバイクで、走行開始1速のときにアクセルを思いっ切り回すと、バイクの車体前方が浮き上がり、ウィリーしてしまうようです。
    ちなみに、私が所持している排気量が125ccのバイクでは、故意にそんな事をしようと思わない限り、ウィリーするなんてことにはなりません。