二輪免許を取得、かつ、バイクに乗り始めて、1年超が経過しました。
警視庁から、二輪車における、2020年(令和2年)の交通死亡事故の統計が発表されています。
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/nirinsha/2rin_jiko.html
その統計によると、「全国死者数」は526人となっています。この数字が多いか少ないかは置いといて、単純に考えると1日に約2名が亡くなっていることになります。
「致命傷部位」の項目で、1番多いのが頭部の割合で、2020年で50.0%です。過去5年で48.7%です。”頭部が多い”というのは、一般的に想像しやすい部位かなと思います。
2番目に多いのが胸部の割合で、2020年で25.0%です。過去5年で28.0%です。
警視庁の発表した統計や、これからの数字に対して、どう向き合えば良いのか。どう対処していけば良いのか。
安全運転を行うのは大前提として、
頭部に対しては、ヘルメットを被りましょう!だと思いますが、だいたいの人がヘルメットを被っているので、適切に被ってさえいれば、さほど心配は要らないと思っています。
とはいえ、頭部の割合が大半となっているのは統計上出ていますので、その点については別途、考察します。
今回着目したいのは、胸部に対しては、ノーガードの人が多いのではないかという点です。二輪車の実技教習中にプロテクターを装備していたと思いますが、二輪免許を取ってから公道を走行する際に、プロテクターを1度も付けたことが無い!という人は少なくないと思います。
プロテクターには、安全規格という、安全性に太鼓判を押されているものが存在します。モノによっては5万円前後もするような、ちょいと高価なヘルメットと異なり、プロテクターは比較的安価に購入できるので、ぜひ購入を検討して欲しいです。
安全規格には、主にCE規格や、CE規格レベル2という規格があります。CE規格レベル2を選ぶようにしましょう。CE規格レベル2のほうが若干高額になりますが、(しつこいようですが、)それでも比較的安価であるということ以外に、お金を掛けることで安全が手に入るなら、”このぐらいなら安いもの”と考えて欲しいです。事故を起こして最悪の事態になってしまったら、その事態になった本人からしたら、お金なんてただの紙切れのようなものです。
私が購入して良いなと思ったプロテクターが、コミネ(KOMINE) SK-809という胸部プロテクターで、購入した時点で4,552円でした。
ドアップにした胸部プロテクターのメインの部分と言いますか、
その部分はパッと見は、ペラペラなプラチックに見えて、頼りなさそうに見えますが、全然そんな事はありません。ゲンコツで軽くコンコンと数発叩くだけで、ゲンコツ部分がちょっと痛くなってきます。仮にバイクから転倒してもこれなら守ってくれそうです。
下から見ると、少し丸みがあります。サイドに付いているベルトで固定します。ベルトはもちろん、長さを調整できます。丸みがある、かつ、サイドのベルトの2点からキツキツになることもありません。
胸部プロテクターを付けることに初めは躊躇するかも知れませんが、運転に支障が出るような巨大なサイズでもありませんし、胸部にしっかりフィットするため、その上からライディングウェアなどを着用すれば、胸部プロテクターが目立ってしまうこともないと思います。逆に、目立たせたい人は、もうそのままどうぞって感じです。
当たり前といえばそうですが、胸部だけですので、腹部やその他の部位には合わないと思います。
身長170cm超の私と、身長150cmちょいの妻のどちらも同じ胸部プロテクターを着用しているので、男女兼用できると考えてよろしいかと思います。
よっぽどなことでない限り、安全にお金を掛けることに無駄なことはありません。数千円、数万円で、命が守れるのであれば安いものです。
2021年は、バイクによる事故を1件でも少なく、1人でも少なくしたいですね。